炎上狙いで歴史云々言うな! ~ポスト真実物書き似非評論家を糾弾する~

新春早々腹立たしい記事を見てしまった。かねてはいちいちこんなものに反応しないのだが、ちょっと書かせていただく。これも世の中がおかしい方向に行っている一つの現象か?
皆さんこれをご覧いただきたい。

「西郷どん」は本当に立派な人物だったのか
2018年NHK大河主人公の「がっかりな実像」

「西郷どん」は本当に立派な人物だったのか
西郷隆盛は「薩長同盟」を結んで維新回天を行い、江戸城を無血開城した明治維新の最大の功労者として「大西郷(だいさいごう)」「大南洲(だいなんしゅう・隆盛の号)」とも呼ばれ、最高の尊敬を集めている。しか…

これを書いた人は、「薩長史観」なるものに世の中の人はだまされ支配されてきたといい、明治維新の偉人とされている人たちはことごとく「テロリスト」「殺人者」などと評しているトンデモ歴史家である。トランプ大統領選挙の時に雨後の筍のように出てきた「ポスト真実」屋さんと同類のようだ。

この記事をNHK大河ドラマ「西郷どん」の第一回の前日にリリースする。東洋経済さんも炎上狙い見え見えでいやらしい。

しかしながらこの記事に対するコメント数は現在のところ大したことはなく落ち着いている。もともとあんまり歴史を知らない人をだまそうとしてに書いているんだろうが、突拍子すぎで「ぽかーん」なのだろう。残念でした。ま、私もリンクを張って一躍買ってしまったが。

この記事に指摘されている細かいことを一つ一つあげつらい反論することもできるが、こんなことに時間かけたくないからしない。そもそも歴史の事実は一つだけれども、真実とよばれるものは見方によって複数通りあるのであって、都合の良い解釈によってだいぶ変えられているものだ。この人の解釈だって事実と通説、伝承、うわさすべてないまぜにして悪人に見えるエピソードを集めて炎上しやすくまとめてあるではないか。

隣の国と外交問題になっているのもしかり、いつまでこんな下らんことをしてるんだ。

こいつら、先人の流した血と涙の上に生かされている後の世の我々は歴史から何を学んでどう生かすべきか真面目に考えてない証拠だ。歴史の新解釈などとのたまっていい加減なことを書き、これまで維新の偉人を心の支えに生きてきた人たちのプライドをずたずたにして今の自分が利益を得ようとしているだけではないか。

過去に学んで未来へ進めるようしっかり考えよ。

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