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杉田水脈発言について考える ~過激さのわりに盛り上がりに欠ける議論~

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杉田水脈という女性議員が何かまずいことをいったらしく、なんかその辺の報道が多い。この人自民党の衆議院議員、なんと2期目だそうで。

筆者は、この手の報道にあまり関心がなくこのブログで扱うのに妥当な題材ではないと思いスルーしてきたのだが、外に書くこともないので、この際面白がってこの発言について突っ込んでみようと思う。

ちょっと調べてみると、この人ずいぶん前から世間の流れとは真逆の発言を繰り返している。笑えるので、ここにリストアップしてみよう。(出典 Wikipedia)

◆保育所と学童保育普及反対

「保育所は子供を家庭から引き離し、洗脳教育を施す施設である」
学童保育は「共産党の陰謀である」。
保育所は、子どもを大人から引きはなし洗脳教育を施すためのコミンテルンの陰謀である。、「”学童保育”は共産党用語であり、自治体では用いません」

「世の中に『待機児童』なんて一人もいない。子どもはみんなお母さんといたいもの。保育所なんか待ってない。待機してるのは預けたい親でしょ」

◆LGBT

「旧ソ連崩壊後、弱体化したと思われていたコミンテルンは息を吹き返しつつある。彼らは夫婦別姓、LGBT支援などの考えを広めて日本の「家族」を崩壊させようとしている。
日本は、LGBTにも基本的人権が認められている。この上LGBTが権利を主張することは「LGBTの特権を認めろ」と言っているに等しい。支援策は不要。
「この問題を含め、うまくいかないことがあれば国や行政になんとかして貰おうとする。そういう事例が噴出してきています」「自分の問題は自分で解決できる自立した人間を作るための努力を怠ってきた、戦後日本の弊害かもしれません」

「新潮45」2018年8月号での寄稿は、

、「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです。」

というもので現在それに批判が集中し炎上しているものである。しかし彼女のそういう発言は3年以上前から延々と繰り返されていたのであって、それに対し誰もまともに取り合ってこなかったというのが実態だ。この人、櫻井よしこや稲田朋美のようないわゆる小林よしのり氏の言う「名誉男性」なのだろう。

安倍自民党の戦術で、左翼勢力と戦い、戦後レジュームからの脱却を図るには、こういう勢力とうまく対峙しなければならない。慰安婦問題しかり、「保育園落ちた日本死ね!」問題しかり、LGBT人権問題しかり。頭の古い自民党のおじさんたちにはわからんから、いちいち取り合ってられんというのが本音だろう。

そこで登場したのが「名誉男性」女性議員たちだ。彼女らに自分らの代弁をさせとけば立派な先生方は矢面に立たなくていいし、「女性活躍社会」ということにもなってよろしいではないか。そうだ、女性に「歴史戦」をさせればちょうどいいや。

彼女たち「名誉男性」は、こういった発言を繰り返すことによって、立派に「歴史戦」を戦い、褒められて、出世してきた経緯があることは否定できない。

「コミンテルンの陰謀」「共産党の陰謀」
・・・よく言ったものだ。自分たちこそ姑息な陰謀そのものではないか。

自分だって、いつか障害を持つ身になるかもしれないし、旦那が病気で亡くなってシングルマザーになるかもしれない。自民党なんて、今度の問題で票が集まらないだろうとおもえば、この人次の選挙で当選できないだろうし、職を失い、一転して弱者になるかもしれない。

人はだれでも、弱者になりうる。それは不意にやってくる。好きで不自由になる人はいないのだ。人権あるといっても、普通の人のように自由にできないことは山のようにあるのに、手助けが必要なのに、強い普通の立場の人は、それに気が付かない。権力者からちやほやされてる美人議員の「名誉男性」ならなおさらだろう。

これでよく、「地域共生社会」などとぶち上げられるもんだ。

いい加減こういう連中を相手にするのはやめようか。

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