安倍首相、賃上げ3%を要請 ~白けた目で見てる人の割合も教えてよ~

 安倍晋三首相が5日、都内で開かれた経済3団体(経済同友会、日本・東京商工会議所、日本経済団体連合会)の賀詞交換会で、「経済の好循環を回すため、3%の賃上げをお願いしたい」と訴えたという報道あり。デパートの初売りで高級な福袋が売れていることを取り上げ、「4年連続の賃上げの成果だ」などと「新春晋三節」にうなりを利かせていたらしい。アベノミクス第一の矢(財政出動)、第二の矢(金融緩和)、うまくいきました、現在第三の矢(民間投資増)を成功させようとしています~ってわけ。

ところで日本の主要産業、自動車、電機。今元気だろうか?。経済成長を続けていたかつての日本はごく一部の企業を除いて今はない。電機業界なんて名前だけ残ってるけどほぼ全滅しているじゃないか。シャープも東芝もばらばらになってよその国に買われてしまってるし。そのほかの業界も寡占独占が進んでいって労働分配率は低下する一方。

経済各団体も賃上げには応じる方向だがもろ手を挙げて賛成ってけじゃないのは明らか。仮にしぶしぶ賃上げしたとしても我々には一切回ってきませんがな。

少子高齢化が進むこれからの主要産業ともいえる医療介護なんて完全なる官製市場。政府からお金が出ないと成長しない構造であるにもかかわらず、厚生労働省は要介護老人は在宅に戻すための政策転換や、医療介護報酬改定(実質値下げ)に余念がない。

政府はしゃにむに財政再建をする。見せかけだけでほとんどの人の賃金は上がらない。 日銀が5日発表した2017年12月の資金供給量(マネタリーベース、月末残高)は479兆9976億円と過去最高。政府は物価をあげようとしているが実を結んでいない。そんなこんなで4年も空振りしてきた消費税もそのうち上がるだろうがこのまま上げていいのか。安倍さんが強調しているほどうまくいっていないのはだれの目にも明らかだ。

僕ら老後はどうなるんだろうか。団塊の世代が後期高齢者になったときどうなってしまうのか。ほんとに道筋が見えない不安の中で新年を迎えたような気がする。

今年は天気が良くていい正月だったけど質素に済ませた。低成長時代に沿った新しいものの考え方にシフトしていく元年だろうと思っている。

国民全体の考え方、政府の方針きちんとシフトできれば幸せは必ずやってくるに違いない。

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