憲法改正の下地は出来上がった

 

衆議院選挙戦も半ばを迎えた。

希望の党は小池百合子の化けの皮がはがれて失速し、離党した根無し草の元民進党候補者たちにとっては死活問題。だが小池百合子にとってはそんな事どうでもよいのだろう。負けたって責任は取らないだろうし。改憲派に有利でありさえすればよいのだから。これでマスコミは「三つ巴の戦い」などど報道するからますます有権者は迷うにちがいない。

希望の党は失速したとしても何人かは当選するだろう。さらに小池百合子が悪者になれば自公に票が集まり現政権派の議席は増える。どっちにしろ安部さんに有利にできている。
結果、憲法9条改正に賛成する議員は3分の2を超える公算は大きい。

一方、参議院(定数242議席)の方はというと自民党だけですでに121議席あるから、3分の2(162議席)の改憲派をそろえるにはあと民進党の議席49のうち改憲賛成派の何人かと、こころ、維新、無所属のなかから41人集めればよい。これがさほど難しそうではなさそうなので次回選挙(2019年)を待たなくてもできそうなのだ。(関係ないかもしれないが民進党の前代表蓮舫氏は9条護憲派である。この後の言動に注目)

改正憲法が公布される頃には、平成は終わっているだろう。

安倍晋三は、天皇となった現皇太子殿下の前で頭をたれ、新憲法公布の詔書を朗読されるのに聞き入る自分の姿を想像しているに違いない。”これで自分は日本史に名を刻める”と。
そして、このままだと自衛隊は「国防軍」と名を変えるだろう。

どれほどの有権者がこの事の重大性を考え、このことを意識しているだろうか。

投票日まであと1週間である。

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