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明石市長暴言辞職事件から見えること ~本当に糾弾されるべきはだれだったのか~

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 兵庫県明石市の泉房穂市長(55)が同市職員に対し、「火をつけてこい」などと脅しともとれる暴言を吐いていた問題で、2月1日、本人による記者会見が開かれ、市長を辞職することが明らかにされた。

 当初、このニュースが流れたときの内容から受ける一般の人たちの印象はこうだったのではないかと思われる。

  •  明石市長は市長の癖になんということをいうのか。けしからん。

匿名で、有名人をたたくのを楽しみしているネット民はこうだ。

  •  もう、自治体の長によるパワハラの極致。糾弾されるべきだ。
  • こんなこと言うやつは叩いて叩き潰して再起不能にすべし。

 格好の攻撃対象、ネットの餌食となる。 逆にその方が盛り上がって視聴率、アクセス数が増えるから、マスコミの報道の仕方もその方向性を意識し始める。 しかしこの記者会見から2日が経った時、ネット上では明石市民と思われる人から泉市長を擁護する声が上がり始めた。

正直なところ辞職してほしいのは市長ではなく7年もひとつの案件を放置していた職員の方

前後の話を聞いた限りでは至極まっとうな内容になってましたし、一定の理解はできました。

今回の件で役所の職員が如何に仕事やらない税金泥棒であるかが良く分かった。

明石市民としては、ここ数年でものすごく住みやすい街になっているし、支払っている税金が市民の為に使われている事をとても実感している。

 などなど。そもそもこの暴言事件は2年も前の話だったということはあまり大きく取り扱われなかったから誰も意識してないと思うし、その後、泉市長がこの職員と和解して問題の立退きの件を完遂させていることなど、全く報道されてこなかった。

 ただ市長選前のこの時期になって、ひそかに録音していた暴言をリークしたりする心根の良くない職員がいたという事だ。マスコミも何らかの交換条件で入手した録音だから、この録音の入手元など決して言わないし、市長以外は困る人はいないから、誰も咎めないわけだ。 報道の通り素直に受け取る国民・市民は明石市の泉市長を「とんでもない悪者だ」と思う仕掛けが、こうして出来上がる。

 こういう性根腐った公務員がいるから、いろんな問題が起こる。これを正したい一心の暴言だったということであれば、パワハラは許されないことだけれども、一定の評価はできるということだろうと思う。

ともかくも今回の一件でいえることをまとめると次の通り。

  • 明石市の職員の中には、明石市民のために全力で頑張り(たまに頑張りすぎる)泉市長を快く思っていない連中がいる。
  • たぶん自分たちの居心地をよくしようと思って、明石市長を陥れる作戦を練っていて、今回の一件を引き起こした。
  • こういう職員はネタ提供の取引をして、マスコミと結託しており、都合の悪い事は一切言わない。

つまり此度の事件は、明石市の性根腐った公務員の意のままに報道が操られたが故の一件だったってことになるのである。

 みなみなさま、くれぐれも騙されることのないようにしよう。上の方まで行った公務員には権力がある。この程度のことはできちゃうのである。

 ましてや、偽統計疑惑で処分のあった厚生労働省とかすごいんだろうと思う。 マスコミの諸君も報道の社会的使命を思い出してまじめに仕事をしてほしいし、公僕たる公務員の皆さんも、とにかく真摯に国民市民の事を考えてほしいのだ。

 今回の一件、マスコミと公務員の取引による自分たちの事しか考えていない、実にあさましい報道だということができる。

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