本日午前、北朝鮮がミサイルを発射して、日本の排他的経済水域に落下したというニュースあり。
北朝鮮では「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功した」旨を「特別重大報道」などという名目で大々的に発表したようである。
ミサイルが発射されて危ないとなったときは「Jアラート」なる音が防災無線もしくは携帯電話のエリアメールで配信されるそうである。(Jアラートの音を聞いたことのない方はぜひこのリンクから聞いてみてください。)
ミサイルは発射された時の対処方法として、窓から離れるとかいろいろ紹介されているようだがはたしてこれ間に合うのだろうか?
北朝鮮はミサイルにも搭載できる小型の核弾頭も開発中というから、もしそんなのが落ちてきたら場所によっては助からないだろうことが容易に考えられる。物騒な話を取り越した笑うしかない話だ。対処できるのは自衛隊や米軍の迎撃ミサイルだろうが、しかし、その撃ち落とせる確率はどうなのだろう。(参考サイトはここ)
いろんな記事を見てみるとこれが意外と高確率。陸海自衛隊は陸上から発射して大気圏外で迎撃するPAC-3、それで撃ち漏らした場合イージス艦から発射して大気圏内で迎撃するSM-3の2段構えで迎撃するシステムを構築してるが、2002年から2015年までに40回の発射実験をし、成功率82%というからなかなかのもの。あくまで100%を目指しているらしい。というのは100%でなければ失敗という見方をしているそうである。
なんともわれらが自衛隊の心強い話ではあるが、弾道ミサイル迎撃システムをめぐる報道には過去にこんな話もある。
1991年の湾岸戦争でイラクのスカッドミサイルというのが当時マスコミで盛んに報道されたのを覚えておいでの方も多いだろう。
このスカッドミサイルがアメリカ軍めがけて散々飛んできたわけだが、米政府は当時現在のPAC-3の前のバージョンのPAC-2で、スカッドのほぼ全てを撃ち落としたと発表していたものの、後の米議会などの調査で命中率はわずか9%だったことが明らかになったというのである。
戦争に関する報道だからさもあらん、この話を聞くと、先の自衛隊の命中確率のはなしもホントかどうか疑わしくなってくる。
いわゆる先の大戦中の「大本営発表」のフェイクニュースの世界は現代でも健在であり、シリアしかり北朝鮮しかり、戦争に関する報道などすべて信用できないと思ったほうが良いと思っている。
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