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北朝鮮に関する報道を全部信じてはいけない。

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■ 北朝鮮とアメリカは戦争中であり今は「休戦中」

マスコミの報道で北朝鮮の言葉が聞こえない日はない。これら報道を聞いたところの感想は「北朝鮮は狂った独裁指導者のいるひどい国」という印象を持つ人が大部分ではないか。この平和な日本の中にあって日本国民はある種優越感をもって「ひでえ国だなああはは」といい「攻撃して殲滅してしまえ」的な感情を持つ人も中に入るだろう。

トランプ大統領になってから1年が過ぎたが、トランプ対金正恩のやりとりも今年は相当ニュースになった。戦争が始まりそうだたいへんだと言っているが、この両国は現在すでに戦争中であり、1953年7月に休戦合意して以来「休戦中」ということになっていることを思い出してほしい。

そしてその合意とは北朝鮮人民軍および中国人民志願軍とアメリカを代表とする国連軍の間で交わされたものであり、日本はほぼ関係ない。攻め込まれた当事国である韓国は1948年に李承晩が大韓民国独立成立を宣言して国家となったばかりであったが「北進統一」に固執したためこの協定からは除かれた経緯があるのだ。

■ 北朝鮮と外交のない国は少数派

日本での様々な報道で抱く北朝鮮人民の印象を箇条書きにまとめるとこうだ。

・北朝鮮の人々は飢えており貧困にあえいでいる。
・ゆえに脱北者が次々に出ている。
・金正恩は残虐な独裁者で、自分の意にそぐわないものは犬に食わせるなどの残虐な所見によって粛正する。
・経済制裁でいろいろな資材が入ってこないから科学技術は遅れているがミサイル開発だけにお金をつぎ込んでいる。
・外国人を拉致してテロ工作に利用する人さらいテロ国家
・鎖国中。日本の江戸時代みたいな国。

とにかく、日本とは相いれないひどい国であることの印象付けは成功しているといえよう。こんなひどい国と外交関係がある国はないだろうと思っている人も多いのではないか。
ところが実態はそうではない。

朝鮮民主主義人民共和国が何らかの理由で国交断絶している国が6か国
国交のない国は韓国、アメリカ、フランス、サウジアラビア、日本など8か国ほどであり、他のほとんどの国と国交がある。欧州の自由主義陣営ではイギリス、スペイン、ドイツなどはちゃんと大使館があり大使がいる。アメリカの隣の国、カナダもそうである。

実態は鎖国状態などではない。ミサイル発射の後トランプ大統領が盛んに各国に経済制裁に協力を呼び掛けているのはそういうことであり、実はあんまり制裁は効いてないんじゃないかとも思われる。

このブログを書いていく前日、日本対北朝鮮のサッカーの試合があったが北朝鮮の監督はノルウェー人で格上の日本代表に対しシュート本数やボールの支配率など大きく上回っていた。貧困にあえぐ鎖国の国のサッカーには見えないなと思った。

■ 戦争中だからプロパガンダが行われているものと認識せよ

今日このブログで言いたいのは、我々が日常見聞きする北朝鮮の情報はすべてプロパガンダではないのかということだ。なにしろ、北朝鮮は国連軍と「戦争中」の国である。

日本も戦争中の「大本営発表」に代表されるプロパガンダには散々騙された歴史があるからよくわかっているはずだが、この平和に見える世の中で、ビール飲みながらみるテレビのニュースやバラエティー番組から流れる北朝鮮の情報、コメンテイターのコメントにうんうんとうなずいてなんとなく信じている。

再度いうけど北朝鮮は「戦争中」アメリカも「戦争中」。流れる情報には気を付けないといけないと思う。

■ ネット時代には情報リテラシーが必要

島津家中興の祖といわれる島津忠良(1492―1568)は武士の教育のために47首のいろは歌を詠んだ。そのなかに、現代の情報社会にも当てはまる教訓ともいえる一首がある。

「聞くことも また見ることも心から 皆迷いなり 皆さとりなり」

人が見聞きするものはすべてその人の主観だから、心の持ちようでプラスにもマイナスにも作用することを説いた歌だ。筆者は人が持つべき情報リテラシーの基本を説いたものだと思い常に心にとめている一首である。

戦争中の国から出てくる情報にはほんとのことは少ないものだということを肝に銘じて情報には接するべきだと思う。

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