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【森友問題】佐川元長官の証人喚問不発は日本の危機を暗示する ~忖度で構成される社会を正面から見よう~

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 27日の佐川元国税庁長官の証人尋問は、「刑事訴追の可能性がありますので・・」でほとんど逃げられて何もわからなかった。これは与野党のみなさんの予想通りであったと思う。首相と首相官邸からの指示はなかったということだけははっきりと否定。しかし、野党もその指示が本当になかったかどうかについては証明や追求をすることができず、このまま、森友問題はテンションが一段下がった状態で関心も薄れる。国政はそのほかの問題も山積みであって「はい、次」てな感じで進行するだろう。

佐川元理財局長が改ざんを指示して、籠池さんに、「しばらく身を隠すように」などと、部下、弁護士を通じて指示したといわれる点については籠池さんと佐川さんの証言は正反対に食い違っているのだが、どちらか嘘をついているのか、それともこれも明確な指示のないままの近畿理財局職員の忖度なのか、だれも追求しようとしないまま終わろうとしている。

情けない為体だ。いったいなんなのか?。「権力の暴走」を止める仕組みが機能していないのではないかと心配になる。いや「忖度の暴走」か?。

安倍昭恵夫人は、総理大臣の夫人であるという立場を利用して、様々な社会活動にいそしむ中、教育勅語を暗唱させるような極右教育で話題になっていた幼稚園の学校法人が経営する新設小学校の名誉校長になった。明恵夫人はそのほかにも55にも及ぶ名誉校長職をしていたというから、その名の轟くところおそらく忖度の嵐が吹き荒れていたことだろう。

みんな「安倍昭恵名誉校長」の効果がわかっててやったこと。効果とは、許認可権限を握る役人の「忖度」。

日本という国には。公(お上)と私(庶民)の2つに分ける考え方が染みついている。「お上の決めたことに従って生きていく」のが日本人の基本的なスタンスで、大事なことについて自分たちで合意を形成するという部分が育っていない。

「公」と「私」の間の「共」があるようで、ない。

大事なことであればあるほどその決定を「お上」にゆだねる。

役人も民間もヒラメのように上を見ている。

そして「自分の都合の良いようにならないか」といつも考えている。

そこに、安倍昭恵さんのような「ボランティア精神あふれるえらい人」が勘違いして「私がお力になりますわ」的な感じで近づいたらどうなるか?

今回はネトウヨのような連中がSNSなどの力も借りて増長し、勢力を拡大して、安倍さん一派もこれに支持されているものと勘違いして調子に乗っていた背景もあった。

「公」に対抗する「私」としての立場は「共」を組織して合意を形成し、「公」を動かすのが本筋で、「公」に「私」が忖度するのは本筋ではないことを、確認しておきたい。
しかし現状、日本全国、公務員も会社員も全部が忖度で動いている。

世界は、大転換期を迎え、日本も危機的状況のこの時代に、この国の未来はこれで大丈夫なのか?。

価値観の大転換が求められているのではないのかと思うが、皆さんいかがだろうか?。

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